メイン写真:Cutty sark figure head, picture by Azu
フィギュアーヘッドというのは、航海の安全を祈って船首につける像のことです。マサチューセッツなどのニューイングランドは、ヨーロッパから新大陸アメリカへ渡ってきた最初の場所であり、美術館だけではなく、アンティークショップなどにもフィギュアーヘッドが見つかることがあります。
初めはやはり、海の神ポセイドンや女神などが多かったらしいですが(安全祈願ですからね) そのうち船主の妻なども扱われたそう。
勿論結構なことですが、沈んじゃったら嫌だと思わなかったのでしょうかね? 実は下の右のレディはアンティークショップで飾られていました。この船はどうなった?と店主に聞いたところ、必ずしも沈没ではないよ、とのこと。確かに、沈没してたら今売られてはいないですからね。かなり欲しかったのでした・・・