上海は、申し訳ないですが埃っぽい感じがします。それはPM2.5であったり、黄砂であったりするのですが、幾分、気分の問題とう部分もあるでしょう。グリーンが少ない気がするからです。やはり南の地で暑さもあり、木々が茂る印象がなかったのですが、このあたり、新世界は美しい街路樹があります。実は元 French Quarters、フランス租界なのです。
今はレストランや洒落た雑貨店、お茶の店などが並ぶ一角ですが、ここには中国共産党がアジトとしていた建物があり、今は共産党の歴史博物館となっています。日本人との良くない過去が展示されていないかとドキドキしながら入りましたが、それは杞憂だったようです。
フランス租界→共産党の家→ショッピングストリート と、この地区は変化しました。
下のきらきらと金色に輝く寺院、静安寺は、三国志の時代、つまり西暦247年に設立されたものです。今は高層ビルを背景にしています。古いだけが良いのではありませんが、中国の底力というのは、このさりげない歴史の深さなのでしょう。
仏様も日本とはずいぶん違いますね。それでも奈良には西域の香りが強い仏様たちが沢山おいで、まだしも近いかもしれません。西域の仏様たちは戦う方々です。