赤道近くの島々を訪ねると、まるで絵葉書のような、どこか作り物ぽい写真が普通に撮れてしまいます。上の写真も私が撮ったものなのですが、なんだかうそくさい美しさ。本当にこんな場所が普通にあるんだなあ・・・・・しかし、船の上からGoogle Mapしたら、勿論自分の居場所は表示されましたが、いったいどこから車で23マイルなんだ?
この島の60%は国立公園として保護されていますが、1956年に当時持ち主であったローレンス・ロックフェラー氏が寄付されたものです。だから自然が守られたままなのです。
上の写真は、砂糖精製のミル跡。かつてはデンマークの西インド会社の植民地として、サトウキビを精製してブラウンシュガーやラムを作っていました。つまり、奴隷貿易に関わっていたわけで、カリブ一体の植民地諸島は奴隷を輸入し、酒や砂糖などを作らせ、アメリカへ輸出していたわけです。
そんな歴史は関係ないとばかりの美しさが、今も存在しています。そうそう、イグアナ君たちも一緒に。